2006年1月25日 第7号

会長のヴィンテージコレクション第1号で紹介したヘドン最初のルアーであるスロープノーズ、首に金属の襟巻きが付いていたのを覚えていますか?この特徴的な襟巻きはヘドンのトップウォータールアーに代々受け継がれているのです。
その襟巻き系列の末っ子が今回紹介する#210です。

ヘドンのルアーには「#2100」といった商品番号と同時に「クレージークローラー」のような名前がついています。
しかしこの#210には名前がなく商品番号の#210がそのまま商品名になっているのです。
チョットかっこいいかもしれない?製造開始は1921年で、その後ウッドからスプーク(プラスチック)に引き継がれ55年間も作られ続けました。つまり副会長が生まれた時にはまだ作っていたわけです。
サイズは4.3/4インチ、4/5オンスです。


(↑)写真の2本はウッドですが、よく見るとフックの金具が違うのがわかりますか?
上は2ピースフラップフックリグといい1904年から使われている古いものです。
下はサーフェイスリグで1950年から現在も使われています。


(↑)これは210のファータイプ、毛が生えています。シッポもついていてねずみですね。
実は私、ねずみは苦手なのでマウスタイプのルアーはすべてのコレクションの中でこれを含めて2本だけです。
そうゆう意味では貴重な1本です(どうゆう意味だ?)。


(↑)この写真の手前のものはスプーク(プラスチック)です。
たまやコレクションの中にもありましたね。
フックはダブルフックでウィードレス仕様、ストラクチャー攻略用のルアーであったと思われます。
今とくらべればプレッシャーの少ない昔でも、やはりカバーの奥を攻めなければならない状況があったんでしょうかね?
 さて気になるお値段ですが、ウッドは5000~20000円くらいです。
ところがスプークの方は箱入り、レアカラーになるとウッドの倍以上する場合もあり値段の逆転現象がおこっており、ウッドファンとしては悔しい限りであります・・・・

上記の年代、価格等は私の所持している資料や経験からあくまでも私の意見として載せていますので間違いもあるかもしれません。掲示板等でご指摘いただければ幸いです。